- 2005年10月21日 23:31
10月21日は、私にとっていろいろな意味を持つ。一つは、恩師、宮脇檀さんの命日(1998年10月21日没享年62歳)。。
おそらく、先生と大学で出会っていなければ今このように建築の仕事していなかったと思う。
先生は、建築家としても教育者としてもいろいろな形で大きな影響をいまでも与え続けてくれている。
ものの見方
かたちを作り出すまでのプロセス
そして好奇心を失わないこと等々
当時、大学は時代の流れの中に翻弄され、学生は社会に「叛」を表明した時代でもあり、ロックアウトされた教室のなかで、集落の実測図面を作っていたことを思い出す。
先生も一緒になって作図し「どうだ。。いい雰囲気になったろう」と悦に入っていた。
当時、行ったデザインサーベイが、先生のその後の創作活動に大きく反映されていったのは周知の事実。
また、私にとっても当時の経験が現在、地域で行っているまちづくりの手がかりになっているのも事実。
先生が、生きておられたらいろいろアドバイスをいただくことができたかもしれない。残された膨大な実測図面と先生が書かれた著著の数々を読み解くことが、今の私にとって、先生との対話を行っているのだと思う。もうこの世にはいないと思うと残念だけれど、年に一度、このような機会を持たせてくれたことを宮脇さんに感謝したい。
ともかく献杯。。(KJ追加公演 会場にて)