- 2005年11月17日 13:06
祠に棲みつく金色の鼠。。
昨日、仲間たちと「ケアタウン小平」を見学してきました。
建物のデザインの質も高く、このような外回りにもちょっとした工夫が随所に見られる楽しい施設でした。
「ケアタウン小平」は小金井市桜町にある桜町病院聖ヨハネホスピスでホスピスコーディネーターをされていた長谷氏が独立後、新たな住まい方、施設のあり方を具体化した複合施設です。「人が生きている場所は、そこが生活の場で、それぞれの行動と移動につれて、人の数だけあります。そして、人はその場でかけがえの無い人生を「表現」している」と長谷氏の言葉。ここには賃貸集合住宅、クリニック、訪問看護ステーション、デイサービスセンターなどの施設で構成されています。他の高齢者向けの小規模多機能施設と違うところは賃貸集合住宅の部分の入居対象者が高齢者に限っていないところです。ただ食事等のサービスもあるので、「いわゆる賄い付き下宿なんですよ」とは、施設を管理されている方のお話しで、現在の入居者は高齢者が多いとのこと。今後入居する人たち(とはいっても現在は空き待ちの状態)の年齢層の広がりでどのようになっていくか楽しみでもあり、それがねらいでもあるのではと思いました。そして、そのために、ここでは地域とのかかわりを考えながら配置された建物と庭、街路とのつながりなどがとても丁寧につくられていると思いました。
もともとこの敷地は、都内にある某地銀の厚生施設(テニスコート、野球グラウンド2面)跡地の一角で、敷地に隣接して「小金井カントリー」という由緒あるゴルフ場があるという恵まれた環境にあります。郊外の企業所有の厚生施設が、バブル崩壊後に不良債権処理のために売却され、そこに、周辺との摩擦を起しながら大規模集合住宅などが建っていくことを考えると、この「ケアタウン小平」のような施設のつくられ方が、一つの解となるのではと思うのです。そして、この元某地銀の敷地が三分割されその一区画に「ケアタウン小平」が計画され実現したのですが、他の一区画はディベロッパーによる建て売り分譲住宅群です。その建てられ方と比較すると、事業者とそれにかかわる建築家の考え方一つで大きな差がでるということの事実を思い知らされる一日でもありました
- Newer: 里に帰る。。
- Older: 花団子座オリジナルTシャツ
Comments:5
- fuRu 2005年11月17日 16:10
af_blogのfuRuともうします。
TBありがとうございました。
skiyoseさんはイラストレーターをなさっておられるのですか?
ブログにリンクに河さんのページがあったりと
なんだか親近感も感じつつおります。
ケアタウン小平は良い建物ですよね。
隣接する建て売り住宅群にはうんざりしますが。- skiyose 2005年11月17日 16:27
af_blogのfuRuさん、はじめまして。。
実は、以前某所でお会いしているのですが。。
覚えていらっしゃいますか?- fuRu 2005年11月17日 17:03
>実は、以前某所でお会いしているのですが。
?????
ごめんなさい、です。
えーっと、どちらでしたっけ?
ほんと、ごめんなさい。- fuRu 2005年11月17日 17:11
わかりました、わかりました。
新宿ですね。オ○ンですね。
いやいや、すみませんでした。
これからもよろしくお願いします、です。
(無礼をお許しください)- ehouse 2005年11月18日 13:23
skiyoseさん、TBありがとうございます。
ケアタウン小平のあと、玉川上水を東へ下って
江戸東京たてもの園へでかけてきました。
本当に良い一日となりました。