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なにか工夫はないものか

  • Posted by: skiyose
  • 2005年5月26日 17:59

saibun.gif
昨年、仲間たちと町歩きをした際に、脇を素通りした空き地(その時はあまり気に留めていなかった)の宅地造成が始まったようです。おそらく造成によって敷地が細分化され、周辺の緑もなくなっていくのだろうか。
なにか、よい工夫はないものだろうか。


建築家の宮脇檀さんが関わった高幡不動近くの分譲地
道路からの住宅の見え方、コモンスペースと呼ばれる広場や道のデザインの細かいところに気が配られている。


玉川学園地区にあるコーポラティブハウス-1977年-自主建設協同組合
タウンハウス型のコーポラティブハウスでおそらく日本では最初ではないだろうかと思われる。敷地を細分化せず、自然の傾斜をうまく活かしている。


玉川学園地区にあるコーポラティブハウス-1981年-自主建設協同組合
1977年のコーポラティブハウスの第二弾として計画された。
二つに共通しているのは、建設計画段階からコーポラティブハウジングという形で住み手が参加したことで、入居後のコミュニティを深めていったことだと思う。

上の写真はいずれも、20年前に緩い傾斜地に建設された分譲地の現在の姿。
擁壁等による造成を最小限に抑え、車の進入を周辺に用意したパーキングスペースに配置し、人の歩く道を中心に考えられた計画でした。20数年たった今、当時植栽された木々も大きくなり、快適な住環境をつくっている。そして、住み手の互いの共同意識をこのような計画で作り出している。ステキな街が、開発者の知恵と工夫で作り出すことができれば、自然とそこに住む人たちもそこを愛するようになるし、長く住み続けることも出来るはず。
私たちのこの街の形をみんなで考えるとき、このような例を参考にしてゆきたいと思っています。
玉川学園ー明日への街づくりに向かって-住宅地環境グループの報告も参考にしてください。

Comments:1

skiyose 2005年5月26日 19:01

ここで紹介した例にもう一つ共通したものがあります。
それは電柱がないこと。

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