- 2005年12月15日 18:10
新築の話があったのは14年前。縁あって施主と知りあい、設計を依頼され小住宅を設計した。二階建てで、殆ど間仕切りをつけないシンプルな家だった。毎年、新年の挨拶程度のおつきあいだったけれど、この夏、家を増築しいたからと久しぶりに電話をいただいた。「こどもも大きくなり、子供部屋を作りたい」とのこと。当時、お子さんもまだ幼く、また容積率の関係で個室をつくるより大きな空間を作っておこうと提案した。二、三年前に容積率が変更になりその分だけ増築できるとのことだった。「設計した方が、僕の家のことよくわかってくれているから。。」その施主のお言葉がありがたく、気持ちよく仕事を受けさせていただいた。限られた面積のなかで、増築し張り出した部分をルーフデッキにした。道路側から洗濯物など私生活が見えないよう、高過ぎず、低過ぎず、適度に風が通り抜けるように板を横張りにした手すりをつけた。あともう少しでその仕事も終わり。今度はどのような住まい方の工夫をされていくのだろうか。楽しみです。
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