- 2006年8月 8日 18:16
- 仲間たち
先週の金曜日の夜、東京オペラシティの
リサイタルホールで催された
フルート奏者-Sさんのコンサートを
縁あって聴きにいった。
ことの発端は、15年ほど前に、地域の仲間(建築・都市計画家の会)達と、当時出来たばかりの「日なた村」のホールの見学がてら「どうせなら、そこでファミリーコンサートをしよう」と、みんなで歌ったり、楽器の演奏をおこなった。そのときに中学生だった彼女がピアノの伴奏で演奏していたことをおぼろげに覚えている。
その後、彼女は、音楽家の道に進み、現在はドイツ・チュウリンゲン州立アイゼナッハ歌劇場の首席フルーティストとして活躍され、今回帰国されたおりに、このリサイタルが催されたという次第。このリサイタルが行われる一週間ほど前に、昨年、私が改築の設計をした玉学のある住宅の居間(ミニコンサートができる程度の広さと音響などの配慮がしてある)で、ご近所の方々を招いて、Sさんのリハーサルを兼ねてミニコンサートが行われた。「いつか、ここでミニコンサートをしたい。。」というオーナーの希望が叶えられ、「音響はどうだろうか。。」と気になっていたが、なかなか良い雰囲気だった。フルートが主になった学曲を、こうして正面向かって聞く機会は中々ないのだけれど、音の音域やその表現の豊かさに感動。また、15年前に少女だった彼女が、すてきなレディになり、同時に演奏家として成長されていることなど。。
ひとつのきっかけが、時を経ていろいろな形でつながり、地域に人の輪が出来ていくことが、最近は楽しい。
Comments:1
- kanko 2006年8月 8日 22:26
素晴らしいですね!成長された娘さんがオペラシティで演奏されるなんて!
まして、お家の家でミニコンサートとは、最高の演出だったことと思います。