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防災紙芝居「稲むらの火」 復刻版

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私のまちづくりの先輩であり都市計画家のOさんから紙芝居「稲むらの火」が送られてきました。
これは「尋常用小学副読本第十」(昭和12年)の中の作品「稲むらの火」をもとに戦前版教育紙芝居紙芝居「稲むらの火」として作成されたものを復刻したもので、防災啓発の教材として活用しようというねらいがあります。
原作はラフカヂオ・ハーンが安政元年十一月五日に紀伊国有田郡廣村を襲った津波の災禍に対して濱口儀兵衛の決死的な活躍を記した「生ける岬」という小文です。あらすじは、「儀兵衛(教科書では五兵衛)が津波がおきる前兆に気付き、自分の畑の取り入れ寸前稲束に火をつけ、村人に気付かせ命を助けた」というもの。

先日の「カニの会」でOさんが「「稲むらの火」って話し、知ってるか」と聞かれ
「多分、小さいときに誰かに話を聞かされた」と答えたけれど、戦前の教科書であったかと思うと、父や、母から何気に聞かされたことのうろ覚えだったのだと思う。紙芝居は、21枚からなり、当然のことながら裏にセリフと演出ノート等が書かれている。(演出ノートには、ここで小休止とか、感情の込め方や紙の抜き方まで細かく書かれている)「おれは、数回、これで紙芝居やって好評を博したんだ」といわれていたことを思うと、
「近々、機会があれば紙芝居やんなさい。」ということらしい。そうとなれば紙芝居をいれる箱も作らなくてはならない。
紙芝居なら、自転車に箱を乗せ、ついでに水あめなんかも積んで歩くほうが面白い。などと思い巡らすのだけれど。。
その前に、Oさん、見本見せてほしい。と、思うのですが。。
この復刻版紙芝居は
防災まちづくり学習支援協議会((社)再開発コーディネーター協会・(社)日本建築家協会・NPO日本都市計画家協会)の製作で、問い合わせ等は社団法人 再開発コーディネーター協会・防災まちづくり学習支援協議会事務局までとのことです。
また、濱口儀兵衛(後に梧陵)のことは稲むらの火 webサイトを参照してください。

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